カルメンの国際結婚雑記ブログ

オーストラリアや英語、スペイン語やメキシコの情報を発信しています!

オーストラリアのお葬式に行った時のお話(着るものは?)など


海外ランキング

こんにちは。カルメンです!さて、今回はオーストラリアでお葬式に参加した時のお話などしてみようと思います。着るものは?とかお香典は?とか、いろいろ・・・

f:id:KonkatsuSupporterCarmen:20180804191906j:plain

 

オーストラリアのお葬式に行った時のお話(着るものは?)など

オーストラリアに移住してそんなに経っていない頃、お葬式に行きました。その時のお話などをしてみようと思います。

 

亡くなったのはもうすぐ100歳だったお婆さん

オーストラリアに移住して住んでいた家の隣人は母娘の2人家族でした。お母様の方は、あと少しで100歳になられる方でした。100歳になると、イギリスのエリザベス女王から直筆のお祝いのお手紙が届くということで、私たちもとても楽しみにしていました。

 

ところが、100歳を目前にして亡くなってしまわれたのですね。それで、私たちもお葬式に参列しました。

 

お葬式の様子

着るものは?ということですが、上から下まで黒でバシッと決めていたのは私だけでした(昔のことで、うちのだんなさんがどんなかっこをしていたのか、記憶にありません)。でも、それで私が委縮してしまうような雰囲気もなかったです。

 

普段着の人もいました。都会のもっと上層レベルの人たちのお葬式だったら違ったのかもしれませんが、その辺の一般の人のお葬式ってこんな感じで、日本よりずっとカジュアルなのかな、と思いました。

 

お香典とかもないですし、お葬式はその人の通っていた教会であるのが普通ですが、その時は、サンドイッチなどの軽い食事は教会の人たちがボランティアで作って出していました。

 

教会でミサがあった後、外の土地に大きな穴が掘られていて、そこに棺桶ごと入れられてましたね。その時にはとても悲しくなりましたけど。ちなみに彼女はイギリスから移住した方でした。

 

イギリス人からの質問二つ

それで、なんで今日お葬式のことを考えたかっていうと、オーストラリアに移住した時からのイギリス人の友達がいて、その彼女の旦那さん(彼もイギリス人です)から二つの質問を受けたからです。

 

亡くなった方の奥様へのプレゼント

イギリス人の旦那さん、長年合気道を習っていたそうなのですが、その先生が亡くなられたそうなんです。それで、亡くなられた先生の奥様に、日本式な何か、特別なプレゼントをしたいのだけれど何がいいか?ということを聞かれました。

 

日本ではこういう場合、何をプレゼントするのか?と。日本では、お金しかあげないですよね?プレゼントをあげる習慣はないですよね?プレゼント(香典返し)をあげるのは、亡くなられた人の家族の方ですよね?と思ってずいぶん悩みました。

 

一応、白い色を基調にした花束のことは言いました。菊とか百合とかカーネーションとか欄とか。あと、日本では普通、プレゼントではなくお金をあげるんだとか自分でメッセンジャーに書いてて、「なんだかなー」とか思ってしまいましたが。

 

香典袋を自分で作ったら心がこもっていて、日本式かな、とも思って、香典袋についても教えましたが、やっぱり「お金をあげる」という習慣のない人からしたら、ずいぶんドライな印象を受けるかな、とも思いました。

 

日本って、お葬式にお金かかりすぎてるってことはありませんかね?なんて、思ったりしました。でも、なかなか習慣って変えられないですよね。

 

合気道の先生に敬意を表すことわざ

それと、もう一つ聞かれたのがこれです。合気道のスティックに、亡き先生に敬意を表すことわざを日本語で彫り込みたいというのです。ひぇ~、わかんないよ、とか思ってしまいました。でもなんかあれですよね。素晴らしいことだなと。私も死んだあと、誰かにそんなこと言われてみたい…

 

どなたか知っている方いらっしゃいますか?私がみつけたのは以下の三つです。

 

「恨みほど恩を思え」

人から受けた損害やひどい仕打ちは恨みとなって忘れることはなかなかありません。しかしながら、受けた親切や、困ったときに助けてもらったことなどは、すぐに忘れてしまったりします。恨みを忘れないくらいに、人から受けた恩は決して忘れてはなりません。

 

「三尺下がって師の影を踏まず」

師とともに外出するとき、弟子は三尺(約1m)後を歩き、師の影を踏まないようにする、ということで、師を敬うことのたとえです。

 

水魚の交わり

魚と水のように離れられない君臣の親密な間柄のたとえです。

 

なんかちょっと違うかなー、と思ったり。難しいです。彫られちゃってから、消しゴムで消すわけにもいかないし。困ったなぁ。

 

まとめ

今日、ホントは違うことを記事にしようと思ってたのですが、朝の友達からのメッセーンジャーでの質問に、頭の中がすっかりお葬式モードになってしまったので、昔、オーストラリアでお葬式に行ったときのことを少し書いてみました。

 

日本みたいにお金もかからなくて、「喪服を着なければならない」というようなこともなくて私自身はこっちの方がいいかなと思いました。もっとも、1回しか参列したことないのだから、お金のかかるお葬式もあるのかもしれないのに知らないだけかもしれません。

 

友達に聞かれたことを答えるのに、四苦八苦してしまいますが、でも、本当に心から亡くなった先生のことを慕っていたのだな、と暖かい気持ちになりました。私も、こんな風に慕われるような、人の役に立つ人生を送らないと、と思った次第です。