こんにちは。カルメンです!今回は、オーストラリアのディンゴについて、わかり得たことを書いてみようと思います。ディンゴって絶滅危惧種なのでしょうか?それとも駆除の対象になっているのでしょうか?
ディンゴは絶滅危惧種なのか?駆除の対象?
ディンゴは絶滅危惧種だと言われています。それと同時に、駆除の対象になっているとも言われています。どういうことなのでしょうか?
ディンゴについて
ディンゴは3,500年前~1万年前にアジアからオーストラリアに来たとされています。おおかみのように遠吠えはしますが、犬のように吠えません。上の写真のように犬に似ていますが、頭蓋骨の形は犬と違うそうです。繁殖期も1年に1度です。
アボリジナルの人々が描いた絵の中にも登場し、昔は冬の寒い時期に抱いて寝て暖かみをとるなど、飼われていた様子が伺われます。しかし、すぐに オーストラリアの陸において、ディンゴは一番獰猛な動物となります(人間を除く)。
1939年に絶滅したタスマニアン・タイガーや絶滅危惧種となっているタスマニアン・デビルの数が少なくなった原因の一つとしてディンゴの存在が挙げられています。
ヨーロッパ人がオーストラリアに18世紀に入植してから、羊のファーマーにとって、ディンゴは天敵となります。現在では、ディンゴが犬と混ざってしまっていて、純粋なディンゴは絶滅危惧種となっている状況のようです。
羊などを殺されることを防ぐために、フェンスが張り巡らされていて、ディンゴがいない地域もあります。そうでない地域では、ディンゴの駆除も行われています。
ただ、エコシステムにおいて、ディンゴがいなければ、カンガルーやエミューが大量に増えて、草が食べつくされるなどの問題が出てくることもわかっています。
私が出会った野生のディンゴ
クィーンズランド州にある、フレイザー島は砂の島で、マッケンジー湖という透明でこの世のものとは思われないような美しい湖があります。
そこには野生のディンゴも生息しています。ホテルのプールの近くに野生のディンゴが来て歩いているのを見たことがあります。怖かったですが。ディンゴは子どもを襲ったりすることがあってニュースになったこともありましたから。
でも、優しそうな顔立ちですよね。さめとか、ワニみたいに怖い顔ではないですね。
ディンゴは絶命危惧種なのか?まとめ
「ディンゴ」というのは、純粋なディンゴだけではなく、犬と混ざっているものも含んで言っているようです。なぜなら、区別がなかなかつけられないからです。
純粋な「ディンゴ」は絶滅危惧種ですが、犬と混ざっているのも含めて、駆除の対象になっているという状況です。