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芝本丈の「風のゆくえ」を読んだ感想


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こんにちは。カルメンです!今回は久しぶりに本を読んだ感想を書いてみようと思います。芝本丈の「風のゆくえ」という小説です。 


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芝本丈という人

なぜ芝本丈の「風のゆくえ」という本を読んだかというと、ブログ仲間で彼のブログを読んでいたので人柄がよくわかっていたからです。ライターさんであることを知っていたので、「風のゆくえ」という本が出るとわかってすぐ、購入しました。

 

 シバジョーさん(芝本丈)のブログはこちらです。「本を買う理由」というのはいろいろあると思います。店頭でタイトルを見て気になったからとか、著者の本を既にに読んだことがあって、その著者の本ならまた面白いだろうと思ったからとか、などなど。

 

 私の場合は著者の人柄を、実際に会ったことはないというものの、彼のブログを通じてよくわかっていて(多分)、「この人の書いたお話を読んでみたい」と思っていたので今回初めて電子書籍というものを読んでみました。

 

思わく通り、シバジョー(芝本丈)さんの人柄がよく反映されている、優しい気持ちになれるお話でした。フィクションって、「作り物のお話」であるにも関わらず、ライターの人柄がにじみ出るものですよね。礼儀正しくてシャイで、心優しい部分が伝わってきました。

 

 「風のゆくえ」を読んだ感想

恋物語です。マイルドな。でも、アクションものでもあるという(笑)。ストーリーはだんだん盛り上がりを見せてまた穏やかになっていくという感じで、盛り上がっていく部分は臨場感があります。手に汗にぎる、ハラハラドキドキを読みながら体験できます。

 

今時、簡単に映画は見れるし、ハラハラドキドキなんてゲームをやればすぐ体感できるのかもしれないけれど、絵のない本を読んでも頭の中に映像、浮かび上がりますよね。「風のゆくえ」も実際に自分がストーリーの中の人物と一緒に行動しているかのように、ハラハラする効果がありました。

 

ネタバレになるといけないですが、ちょっと言ってしまうと、盗みに入った家の中の壁や階段から伝わってくる温度まで読み終わった後の今もなお、覚えている感じです。3Dというより4Dのシーンが頭の中で構築されたお話でした。

 

「いやー、すごいジーちゃんだな」という印象です。フィクションだからいいんですけど、ホントに実在したらやばくない?というレベルですね。フィクションっぽくない、現実の様々な問題、認知症とか独居老人、やる気を失った若者、やくざ、etc、etcが露呈したストーリー展開の中での「このジーちゃん」ですからね…

 

…ということで、エンターテイメント性あり、さわやかなタッチの恋もベースに入っていて、ティーンエイジャーの娘が二人いる親としては、親からヤングアダルトのお子さんにプレゼントする本としてもおススメできます。

 

ライターさんとして、暴力団をテーマにするというのも結構勇気のいることなのではないかな、と思いました。たまたま私は、この前、ノンフィクションの英語の本で、オーストラリアのマフィアのことが詳しく書いてある本を読んでげっそりしていたので、いろいろ比較して思いに耽ったりもしました。

 

オーストラリアのマフィアはシシリアからではなく、イタリアのカラブリアンという所から来ているので本当は彼らはマフィアという名前を使ってはいないのですが、日本の暴力団のように事務所などはなく、目立たないようにしています。

 

目立たないようにしてはいるけれど、「風のゆくえ」のジーちゃんたちのようなことをしたら、絶対殺される、と思います。だから、読んだ後、ちょっと心配はしてます。主人公たちのその後。大丈夫かな。特に、あの横地という下っ端暴力団員、あんな裏切り行為のあと、大丈夫なのかな。架空の人物のその後を心配させるってどーよ、って感じ?それだけお話にのめり込んでたのかな。

 

さて、この物語にはデザイナーズカフェの女店主が出てくるのですが、メキシコに住んでいたという設定になっていて、メキシコのデザート、アロス・コン・レチェも登場します。ちなみにアロス・コン・レチェの作り方はこちらです。

 

メキシコの文化をいっぱい紹介しているカルメンにとって、「風のゆくえ」にメキシコのかけらが紛れ込んでいることもとてつもなくうれしかったことです。物語の場所は東京ですが、さすが東京、外国からの風も隙間から入り込んでいます。

 

 そんなこんなで、おしゃれなイメージも醸し出されています。特にシバジョー(芝本丈)さんの言葉遊びも文章におしゃれ感を出していると思います。言葉って、今までに使われたことのないものであったとしても、読み手に意味が伝わればいいのですよね。

 

「風が咲く」ってどんな意味のイメージでしょうか?それは、「風のゆくえ」を読み終えた人だけが膨らませられるもの。

 

芝本丈の「風のゆくえ」を読んだ感想・まとめ

世の中は正義の味方と悪者に分かれているのではなくて、悪者と思われている人も実はいい人だったりするんだよ、みたいなシバジョー(芝本丈)さんの優しさが感じられる本でした。

 

それと、モチベーションが上がるのは、やっぱり愛する人がいるときなんだろうな、というのも思いました。世の中の人がみんな、愛する人をみつけられるといいですよね。