こんにちは!カルメンです。今回は、あるマグパイというオーストラリアによくいる鳥のひなの物語です。日本語ではかささぎって言うのかな。うちの庭で育ちました。
巣から落ちたマグパイのひな
ある風の強い日、マグパイのひなが巣から落ちていました。巣はうちの庭の高いヤシの木の葉の根元にありました。
親鳥二羽も心配して近くにいました。
それで、庭には放し飼いのペット犬がいるんですよね…
ずっと繋いでおくのもかわいそうなので、マグパイのひなには箱の中に入ってもらってちょっと高いところに置きました。
それから12日後、一度は自力で箱の外へ出れた!
私が洗濯物を干そうとしたら、親鳥がこんな怖い顔で私をにらみつける。すぐそばにひながいるから。でも、私だって洗濯干さなきゃならない事情があるのよ~
でもまだ全然飛べないし、木の高いところに行ける状態じゃないから、悪いけどうちの旦那さんが、ひなをもう一度箱の中に入れました。
それからもひなはスクスクと育ってこんなに大きくなったけど、今度はいっくら頑張っても箱の外に自力で出れなくなったという…
自力で箱から出てから3日でこんなに大きくなるなんて…それで、無理やり箱から出して巣立たせてあげました。
親が2人がかりで(二羽ですね)飛び方教えてるんだけど、だって飛べないんだもん…
犬が吠えてるし、怖いから茂みに隠れよう。…と思ったかもしれません。それから何時間か後、私たちの目の高さ位の木の枝にいるのを目撃。良かったね。飛べないけど、木登りはできたのね。
翌日、ふと窓の外を見ると…
茂みから全身丸見え、目立つこと目立つこと…近くまで行って写真撮ってても平気の平左。さすがに両親がヤシの木の上にとまって見下ろすと、そそくさと茂みの中に入っていきましたが。
それから1週間後、マグパイのひなは、上の写真の右側に見える、となりの家の大木で親にえさをもらっているのを目撃。あんなところまで飛べたのね。
もう、飛べるようになったからこれでお別れなのかな…と思いきや、4日後には娘の部屋の窓の外に来て、窓の中を覗いていたと…私が呼ばれて娘の部屋に行ったときは、窓の外の木に涼しい顔してとまってました。
それから更に3日後、コンピューターで何かしていたら、何か鳥のつぶやきみたいな小さな声が聞こえる。窓の外を見てみたら、あのマグパイのひなが挨拶に来てくれました!
それで、私がベランダに出て写真を撮っている間、いろいろポーズを撮ってくれたり。(多分)
まだちょっと羽が短い?まだ親鳥みたいに黒くはないけど、だいぶ大きくなりました。その3日後にはまた声が聞こえると思ったらベランダにいて…
まだちょっとバランスが悪い気がするけど、飛べるようになりました。とういう動画も撮らせてくれました。
飛べるようにはなったけど、まだ親鳥にえさを持ってきてもらってます。
早く自分でえさが捕まえられるようになるといいね。
あるマグパイのひなの物語・まとめ
私のオーストラリア生活ってこんな感じです。「星の王子さま」の本に書いてあることを思い出しました。「If you want a friend, tame me!(友達が欲しいなら、なつかせて!)」ときつねが言っていたこと。
名前も付けていないけど、このマグパイのひなは特別な存在です。大人になって灰色が黒に変わっても、性格は変わらないだろうから、きっとこのマグパイのひなだってわかるだろうな、と思います。
人生(鳥生)、いろんなことがあるけれど、すくすくと育って良かった☆
読んでいただけてうれしいです。ありがとうございます。