こんにちは。カルメンです!今回は、シドニーの穴場スポットのご紹介です。シドニー大学内にある博物館、ニコルソン博物館に行ってみました。紀元前の考古学的に価値の高いコレクション他、無料で楽しめます。
シドニーの穴場スポット・シドニー大学内にある博物館
シドニーのセントラル駅から近い、シドニー大学のメインの立派な建物クアドゥラングルの、南側の入り口を入ると、左側にニコルソン博物館があります。シドニー大学の創立者の一人である、チャールズ・ニコルソンのコレクションが主で、ローマ時代などの興味深いものがたくさん陳列されています。
ニコルソン博物館
まず入ってすぐ目を引くものに、こんなのがあります。
バンニップ?
1845年、オーストラリアのムランビッジー川の岸辺で、めずらしい頭蓋骨が発見されたそうです。その頃のアボリジニーの人たちや、ヨーロッパから住みついた人たちの間では、バンニップという生き物が、ムランビッジー川の深くて流れの早いところに潜んでいると思われていました。
子供が大人の見ていないときに泳いだり、川の近くに行ったりすると、バンニップが川の深みに引きずり込むと考えられていました。(日本のかっぱみたいですね)
それで、この「一つ目」の骨がみつかったとき、地元の人たちは「バンニップ」の骨であると思いました。専門家の中には、オーストラリアの新しい種類の哺乳類だと言った人たちもいました。
しかしながら、科学者の中には、これは動物が奇形として生まれただけであると主張する人たちもいました。今では、これは、馬の奇形であるということになっています。
とはいうものの、現在でも、ムランビッジー川の周辺ではバンニップの存在がまことしやかにささやかれている、ということです。
古代ギリシアやローマ時代のコレクションなど
古代ギリシアやローマ時代には、家で使うものなどに、劇場で上演された劇で役者が使ったマスクをモチーフとして飾りを付けていたそうです。上の写真はお鍋などに飾りとして付いていたものだそうです。お鍋に名探偵コナンの顔が飾りで付いている、という感じですかね?(全然ちがいますか?)
これはローマ時代のランプで、西暦1~25年のものです。青銅でできたこのランプにもやはり、劇場で役者が付けていたお面が飾りで付けられています。私たちが映画を見に行く感覚で、劇場にローマ時代の人たちは足を運んだのでしょうね。
オイルのランプの横にも、ワインの容器の取っ手にも、その当時人気のキャラクターの顔が刻まれています。オイルランプは、トルコで制作されたもので、紀元前200~100年のもの、ワイン容器の取っ手は、紀元前400~200年のものです。
いつの時代も、人気キャラとかあったんですね。
模型です。劇場がよくわかりますね。
こんなのもありました。レゴ。
イルカとイルカに乗る男。
フルート奏者。優雅な生活が垣間見えるようです。
嫁入りの様子です。馬車に乗って旦那さんの家へ。
結婚したら、この水瓶に入った水で、女性は清められたみたいですよ。
お葬式の様子が描かれています。横たわっているのが死者です。たくさんの人たちが悲しんで、髪の毛を引っ張っているのだそうです。
キプロス出土品
キプロスからの出土品も数々展示されています。
クレオパトラVIIの時代、紀元前270~30年に造られたコインです。
西暦1300~1400年のものです。
エジプトからも
エジプトの赤御影石の柱です。4トンあります。紀元前900年。
紀元前1,000年の裕福な女性の棺です。歌を歌ったり、太鼓などのパーカッション奏者だったようです。
棺の一部です。すごくきれいですよね。
まとめ
シドニー大学はオーストラリアで一番古い大学です。ニコルソン博物館は、そのシドニー大学の中で一番古い建物の中にあります。クアドゥラングルと呼ばれている建物ですが、その建物を見るだけでも、一見の価値があります。
この入り口から入ってすぐ左に博物館があります。シドニーの穴場スポットなので、よかったら行ってみてくださいね。