こんにちは!カルメンです♡今回はメルボルンカップの帽子について書いてみます。メルボルンカップはオーストラリアの競馬で最も有名なものです。競馬に興味がなくても、観戦者の女性のファッション、特に帽子はすごく気になります...
メルボルンカップの帽子は英語で何と言う?
メルボルンカップの帽子は羽やお花、レースやリボン、ビーズなどを飾り付けたものを頭に付けるアクセサリーの一種です。
英語で「fascinator」(ファシネーター、ファッシネーター)と言います。
娘が小学校2年生の時、学校の工作の時間に「Melbourne Cup fascinator」を作りましょう、ということになって、オーストラリア生まれでも、親が二人ともオーストラリア人じゃないから、娘は何のことかわからなかったんです。
お友達に「メルボルンカップ・ファシネーターって何?」て聞いたら「Melbourne Cup hat」って答えてくれたんだけれど、あんまり早く言うものだから娘には「メルボルンカップカップ」と聞こえて、やっぱり何のことかわからない。
それで、他の子たちがどんなものを作っているか観察していたら、みんな魔女の帽子みたいな三角錐の形を作ってそれにひらひらリボンを引っ付けたりしている。
まあ、三角錐のファシネーターというのは見たことはありませんけれど、小学2年生じゃあ、三角錐が精いっぱいですよね。
それで娘も、メルボルンカップ・ファシネーターが何のことかわからないまま、三角錐を作ってリボンをひらひら付けたそうです。
メルボルンカップが始まったのは 1861 年だそうです。「fascinator」はイギリスなど他の国にもあるわけだけれど、オーストラリアの文化だって言ってしまってもいいんじゃないかと思います。
メルボルンカップの帽子はオーストラリアの文化?
娘は小学2年生の時に、少なくとも「Melbourne Cup fascinator」なるものが存在することに気が付いたわけですが、大人の私はまだそのころ、その存在がわかっていませんでした。
で、ある日、メルボルンからは 1,600km以上離れた我が家のある町の銀行に用事があって入ったわけです。そうしたら、私をアテンドしてくれた銀行員のお姉さんが、地味な銀行のユニフォームを着ているにも関わらず、大きな羽の付いた、ド派手な帽子を「銀行の中で」かぶっていたのです。
私は「あぁ、仕事が忙しすぎて頭がおかしくなったんだな」とかわいそうに思いました。
そして、銀行で用事を済ませて外に出たんです。そうしたらなんと、道の向こう側を、ド派手な帽子をかぶった女性が歩いていくではありませんか...
いやーびっくりしました!1年に1回のことだから、気が付かなかったりするんですよね…
そう言われてみれば、一度、自宅の近くで「Melbourne Cup party」があって、よばれたことがあるのですが、鼻かぜをひいてしまって行けなかったことがあります。行っていれば様子がいろいろわかったのでしょうけれど。
メルボルンカップの日は、皆さんドレスアップして、レストランやバーや、誰かの家で、テレビ観戦しながら楽しむようです。日本の競馬の雰囲気とずいぶん違う感じですね。これ、オーストラリアの文化だと思います。
メルボルンカップの帽子・まとめ
メルボルンカップは 11 月の最初の火曜日にあるので、今年(2020年)は11月3日にありました。ファシネーターはありとあらゆる形や色があって、とても華やかなものですが、上の画像のものは私の娘が作ったものです。
マリーゴールドの花を模した飾りが付いています。
メキシコの死者の日は 11月 1 日と 2 日で(私の旦那さんはメキシコ人)、メルボルンカップの日に近かったこともあって、死者の日の象徴的な花、マリーゴールドをメルボルンカップの帽子に付けて作りました。
死者の日 についてはこちらの記事で説明しています。
メキシコ文化の死者の日(Día de muertos)の骸骨やパン・デ・ムエルトのお話 - カルメンの国際結婚雑記ブログ