カルメンの国際結婚雑記ブログ

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シドニーのニュータウンからセントラル・ステーションへ(小さな出会いも)


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こんにちは。カルメンです!今回は、シドニー旅行の最後の日、ニュータウンからセントラル・ステーションに行ったときの様子をお伝えしようと思います。短い時間でしたが、小さな出会いもあったんですよ。

 

 

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                  ニュータウン

 

シドニーニュータウンからセントラル・ステーションへ

シドニー旅行も今日が最後の日。午後2時43分にはセントラル・ステーションからブリスベンへ帰るためにバスに乗り込まなければなりません。

 

お昼を、セントラル・ステーションから歩いていけるチャイナタウンでとることにして(シドニーのチャイナタウンで飲茶のおいしいところ(おススメ・レストラン)点心の意味付き - カルメンの国際結婚雑記ブログ)、娘の滞在先の、シドニー大学寄宿舎(シドニー大学寄宿舎「クィーン・メリー・ビルディング」の中ってどんな感じ?の答え - カルメンの国際結婚雑記ブログ)から最寄の駅の、ニュータウン・ステーションへ。

 

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こんな道をずーっと上がっていきます。この辺は、タウンハウスと呼ばれる長屋がいっぱいですね。

 

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タウンハウスでも、モダンなのもありますが、この辺は19世紀後半に建てられた家です。こういう家って、私が住んでいるクィーンズランド州では見たことないですねー。

玄関前がゴミ箱置き場になっちゃってますけど。

 

ゴミ箱も私たちが住んでいるところより小さくてかわいらしく見えます。赤い蓋のが燃えるごみ。黄色い蓋のはリサイクル。

 

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この道を渡って奥が、ニュータウンの鉄道の駅です。この辺一帯、19世紀後半にできた町ですけど、その頃は車なんてなくて、馬車だったんですよね。道、広く造っておいて良かったですよね。

 

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私たちはセントラルで降りるわけですが、その手前のレッドファーンがシドニー大学キャンパーダウン・キャンパスには一番近いです。ほら、このラインで、シドニー観光の起点であるサーキュラー・キーにも行けますよ。

 

その次のセント・ジェームスで降りるとハイド・パークという大きな公園です。

 

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電車の中です。電車に乗って、階段を下に降りたところにある座席です。

 

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ほら、プラットフォームより下になってますよね。ここはレッドファーンの駅。シドニー大学キャンパーダウン・キャンパスに行く方はここで降りてくださいね。

 

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向かった先はここ、チャイナタウンです。これは南門。セントラル・ステーションから、ピット・ストリートの出口を出て、エスカレーターで下に。

 

行くお店は決めてあったのですが、初めてのところだから、行き方がわからないですよね。娘はグーグル・マップを頼りに。私は紙の地図を頼りに。でも、紙の地図の方が早かった。私の方が先を行って、「こっち」と娘に合図。

 

そしたらどこからともなく、背の高い高齢の紳士が現れて、英語で「大丈夫ですか?道わかりますか?どこに行くの?」と。

 

信号が青になったから道を渡りながら、「大丈夫です。チャイナタウンに昼食をとりに行くんです」。そしたらその紳士、「チャイナタウンはその道を行って右に曲がって、二つ目を左だよ」って大きな声で教えてくれました。

 

ほんとにそうだった。グーグル・マップより、紙の地図より早かった。なにしろ、急いでいたんです。セントラル・ステーションでブリスベン方面行のバスの発着所がどこかもよくわかってなかったし、2時43分のバスに乗り遅れたら、次は翌日の午前7時8分。

 

絶対乗り遅れたくないけど、絶対昼ごはんにもありつきたい。初めてのレストランだから、食事にどの位時間がかかるかもわからなかったし。ということで、無事、目指していた飲茶レストランに到着。

 

次から次から運ばれてくる蒸餃子だけを選んで食べてれば良かったのですが、ちまきを注文してしまった。多分、冷凍してあったんですよね。このチマキが待っても待っても来ない。ひゃ~まいりましたね。デザートも次々持ってきてくれるけど、まず、チマキが先でしょ?

 

そんなこんなで、やっとチマキが来て、あんこ入り揚げ団子をいただいて、急いでセントラル・ステーションへ。

 

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かっこいい路面電車、とか思いながら、道を渡って急ぎでセントラル・ステーションへ。そしたら、「やあ、また偶然だね!」なんて、さっきの老紳士。

 

なにしろ、メキシコ生活が長かった筆者は、こういう人がいると、「かっぱらい」かと思ってバッグをしっかり抱きしめる癖が。それに急いでるから、早歩きなんだけど、この老紳士も早歩きでついてくる。

 

さっき、私が日本語で娘に話しかけてたのが、素敵だなと思ったとか。え、日本語がわかるの?「私、日本語できません」なんて、日本語でしゃべった。日本には何回も行ったことがあって、今年の2月と3月にも行ったと。

 

え!80歳位に見えるのに?そんなにしょっちゅう日本に?私でさえ、しょっちゅうなんて行けないのに?ウール―ムール―に住んでいるのだと。

 

え!私、ウールームールー湾、二日前に行きましたよ?って話になって。私たちは、チャイナタウンでお昼ごはんを食べたことも。「あなたは、ここで何をしているんですか?」って聞いたら、

 

「この辺を歩いているんだよ。いつも次は何をしよう?って考えているんだ」って。そうこうしているうちに、道を渡ればセントラル・ステーション、という交差点に着きました。

 

「写真撮ってもいいですか?」って聞いたら、「僕の写真?」って、それは嬉しそうな顔をしました。

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その時、信号が青に変わった。老紳士が「さあ、早く行きなさい!」と。私たちは急いで道を渡りました。道を渡って、振り向いたけど、人ごみで、もう老紳士の姿は見えませんでした。

 

なにしろ、私たちは急いでいたんです。長距離バスに乗る前にトイレにも行きたかったし。広いセントラル・ステーションで、バス停がすぐみつかるかもわからなかった。時間があれば、もっと話を聞きたかったです。

 

どうして、しょっちゅう日本に行くんですか?どうして、眺めのいい海を見ながら散歩ではなく、こんな人ごみの中を歩いているのですか?家の近くでもないのに。

 

まとめ

シドニー滞在中は楽しかったです。下町情緒漂うニュータウンも、人でいっぱいのチャイナタウンも。

 

セントラル・ステーションの近くで、中国人でいっぱいのところで、日本人だと気が付いてくれた老紳士が親切にしてくれました。ほんの短い時間、速足で歩きながらおしゃべりしました。

 

奥様は?亡くなられたのだろうか?すれ違いの人なのに、こんなにも、心に残りました。きっと、話を聞いたら、すごい人生を歩んでこられた人だったんじゃないかな。もう、会えない。シドニーを後にして、こんなにメランコリックな気分にさせられるなんて…