カンパニーの意味は会社ですよね?英語でCompanyと書きます。スペイン語ではコンパニア(Compañía)と言うのですが、やはり意味は同じ、会社とか同伴という意味です。語源は何でしょうか?耳より情報を得てきたのでシェアいたします!
英語のカンパニー、スペイン語のコンパニアの言源
昼食に招待されて
オーストラリア人女性でバレリーナ、ダンサーや演出家として活躍していて今は引退していらっしゃる、アレハンドラさんという方がいらっしゃいます。
海外でも活躍してらしたのですが、特に、スペインでも長く仕事をしておられて、亡くなられたご主人もスペイン人だったので、スペイン語が堪能な方です。
アレハンドラさんの家に昼食に招待されて行ってまいりました。オーストラリアはクイーンズランド州のヤラマンという町に住んでいらっしゃいます。
早速オーブンから焼き立てのパンを出してくださいました。「昼食はパンとともにいただきましょう」という意味で、スペイン語で「Con pan」と言いました。「Con」というのは「ともに」「一緒に」という意味で、「pan」は「パン」です。
その後、耳よりな情報を教えていただきました。
英語のカンパニー、スペイン語のコンパニアの意味
英語のカンパニー(Company)が会社という意味であることはよく知られていると思いますが、その他にも、交際とか仲間、交友、一団、などの意味もあります。
スペイン語ではコンパニア(Compañía)と言います。意味はやはり、会社とか、同伴、同行、友の交わり、付き合い、一団、と同じような感じです。
それで!知らなかったのは、この英語のカンパニーとか、スペイン語のコンパニアという言葉が「Con pan」から来ていたということです!それを聞いて腑に落ちました!
ラテン語ではパンのことを「panis」というのです。「~とともに」という意味の「Con」は、「p」の前に来ることで、言いやすいように「Com」に変化しているのですね。
「パンを分け合うこと」、「パンを一緒に食べる仲間」、「同じ釜の飯を食う」という意味だったんですねー!! バレエの一団も会社も、「同じ釜の飯を食うお仲間」だったんですね!!!
更に調べてみたら、「パンを分け合う」というのはすなわち、キリスト教徒が「同志」という意味で使っていたのが語源なのだということがわかって、なるほど、そうなると、「同じ釜の飯」というのはごはんだから、ちょっと違うのか…と思ったわけです。
でもまあ、カンパニーやコンパニアの語源がキリスト教の「パンを裂いてみんなに配った」ことから来ていたとしても、今は、宗教に関係なく、それこそ、「同じ釜の飯を食う人たち」も含めて、「仲間」という感じの意味で使われています。
だから、会社の人たちも、この本来の意味のように、仲良くなれればいいですよね。昔の日本の会社の方が今より、カンパニーやコンパニアの意味に近い感じだったでしょうか。
カンパニーの意味、スペイン語でコンパニアの語源・まとめ
スペイン語の上手なオーストラリア人元バレリーナのアレハンドラさんに、昼食に招待していただき、その時、英語のカンパニー(Company)、スペイン語のコンパニア(Compañía)の語源を教えてもらって一つ賢くなりました。
「パンを伴にいただく(仲間)」という意味でした!目からうろこ。