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50 First Dates(50回目のファースト・キス)感想・アメリカ映画の方です


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こんにちは。カルメンです!今回、「50 First Dates」という映画をDVDで観たので、感想を記したいと思います。日本語で「50回目のファースト・キス」と訳されていて、日本で2018年6月にリメイク版が公開されていますが、私が見たのは、2004年公開のアメリカ映画の方です。

 


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50 First Dates(50回目のファースト・キス)感想

2004年公開のアメリカ映画の方です。ピーター・シーガル監督の映画で、アダム・サンドラ―とドリュー・バリモア出演のロマンティック・コメディです。コメディだから、笑えるんですけど、扱っているテーマが、「記憶喪失障害」という病気なので、「かわいそうだな」、と考え込んでしまう映画です。

 

ストーリー展開としては面白いのですよね。ハワイの水族館で獣医として働いているプレイ・ボーイのヘンリーが本気で恋してしまった相手が記憶喪失障害のある女性、ルーシーだった、という設定です。

 

記憶喪失障害といっても、いろいろあるのですが、ルーシーの場合は、その日一日は普通に記憶も残っているけれど、一晩寝て、翌朝目覚めると、記憶がなくなっているということになっています。

 

交通事故でそうなったわけですが、交通事故の前の記憶はちゃんとある。だから、家族のことはわかるし、昔のことはわかっているのです。だけど、交通事故以降の記憶がなくなるから、ルーシーは来る日も来る日も、同じ日を過ごしているのです。

 

初めてヘンリーと出会って、恋をしても、次の日にはヘンリーのことを覚えていない。だからまたヘンリーは、ルーシーと「初めて出会って自己紹介する」ということから始めなければならないわけです。

 

毎日毎日その繰り返し。ヘンリーは、ルーシーのことを日に日に理解していくし、思いも募っていくのに、ルーシーにとっては、翌日にはヘンリーは赤の他人。たとえ、前日に愛し合ってキスしていても、結婚の約束までしていても。

 

やるせないですよね。「これだけのことがあっても、少しも記憶に残らないのか!?」って、誰だって思ってしまいます。でも、どんなにそう思っても、病気なのだから仕方がないのです。時に、病気ってすごく残酷です。

 

家族が重い病気になって、家族や周りの人は、その事実を認めるのに長い時間がかかったりします。認めたくないですよね。治るはずだって思いますよね。一生懸命すれば、良くなるはずだって。

 

実は、私の家族にも一人、記憶喪失障害ではないですが、重度の病気になった人がいます。私自身、その事実を何年もの間、認められてなかったと思います。今は認めているのかと言えばわかりません。認めているふりをしているだけかも。心のどこかではまだ…

 

ヘンリーの努力と希望と絶望が切なかったです。

 

家族の感想

長女に感想を聞いてみたら、やっぱり病気の人にちゃんと病気のことを言うべきだって思うと。ルーシーの家族、お父さんと弟は、ルーシーを傷つけないために、毎日、ルーシーが思う同じ日、お父さんのお誕生日なのですが、その日になるように演出していたんです。

 

ヘンリーがルーシーに病気のことをわからせるようにするようになってから、ルーシーは自分で考えて、日記をつけるようになった。それでも翌日にはすべて忘れてしまうわけだけれど、その方がいいと思うと。

 

でも、家族も、最初からそうしていたわけではなく、いろんなことを試して、周り回って結局、「毎日お父さんの誕生日」を演出するようになっていたと思うのですが。簡単に解決する問題じゃないのですよね。いろんなこと試して、試して、暗闇の中を模索している状態ですよね。

 

私の旦那さんに感想を聞いてみたら、脳の機能や記憶について興味を持ったと。どうやったら記憶力を良くすることができるかな、と考えるようになったと。それで突然「Moonwalking with Einstein」という記憶についての本を読みだして、一夜にしていろいろ物知りになってましたよ。

 

次女に感想を聞いてみたら、すごくいい映画だったと。一日一日を大切に生きなければいけない、ということを教えていると思うと。

 

まとめ

50 First Dates(50回目のファースト・キス)の感想でした。日本のリメイク版ではなくて、アメリカ映画の方を観ました。コメディなので、楽しい映画です。ハワイが舞台なので、ハワイの言葉なんかもたくさん出てくるし、動物もいろいろ出てきて面白いです。

 

でも、考えさせられる、そんな映画でした。