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ニューシネマパラダイスの魅力♡いい映画だと思う理由、ラストに感動!


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こんにちは!カルメンです。最近見た映画の中で、ニューシネマパラダイスはすっごくいい映画だと思ったので、その魅力について語ってみます。ラストのキスシーンは有名ですが、それがなぜ感動なのかについても。


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ニューシネマパラダイス

 

ニューシネマパラダイスの魅力

私が見たのは英語字幕の「ディレクターズカット版」で、173分の完全版の方です。すごく良かったです。

 

この映画の魅力、ネタバレ構わず言わせていただきます。何が一番感動的だったかと言えば、映写技師のアルフレードとトト(サルヴァトーレ)との友情です。

 

特に、教育をろくに受けていないアルフレードの、トトに対する深い愛情は、最終シーンにおいて、トトにも深い感動を与えていて、それが、見る人にも感動を呼び起こすのです。

 

もうちょっと種を明かしていくと、かの有名な、ラストのキスシーン、あれ、トトがまだ子供だった頃、アルフレードに欲しいとせがんでいたフィルムのごみをつなぎ合わせたものですよね。

 

ごみかどうかは人によると思いますが、基本的には「ごみ」であってしかるべきものだったから、トトは子供ながらに「もらってもいいもの」と判断していたんです。

 

でも、アルフレードは絶対あげなかったんです。私はそれは教育的な観点からだったと思います。「キスシーン」のフィルムばかりだったのだから。

 

教育をろくに受けていなかったアルフレードは、道徳的にはキリスト教徒の模範のような立派な人だったと思います。

 

それでもなかなか食い下がるのをやめないトトに、全部トトのものだけど、ここに保管しておくのだと約束します。

 

最終シーンで、トトは、アルフレードが約束を守ったことを知るのです。アルフレードは大人になったトトに、禁断のフィルムの集大成を残したのです。

 

アルフレードはトトが小さい時に、自分は無学だから映写技師として働いていること、トトにはもっと上を目指してほしいことを伝えています。

 

確かに、相思相愛だったトトとエレーナの仲をアルフレードがわざと引き裂いたのは、ずいぶんひどいことに思えます。

 

でも、アルフレードの行為にはすべて一貫性がありました。イタリアの片田舎からトトを都会へと押し出して、故郷へ帰ってこれないように仕向けたのは、トトには自分と同じ人生を歩ませたくない、もっと自由に羽ばたいてほしいという願いがあったからです。

 

アルフレード自身は盲目になってしまっていて、大好きなトトと別れてから30 年後に亡くなります。

 

こんなにも深い愛情があるでしょうか?我が子のように大切にしていた子が、帰ってこない方が本人のためになると思えば、30 年離れていて死ぬまで会えなくても、それでいいと思えるなんて。

 

アルフレードのしたことが、正しいとか正しくないとかいうことではなくて、やはり、最後のシーンでトトが感動したように、私も、「愛」というものはときに、こんなにも深いものかな、とジーンときました。

 

その他にも、見どころはたくさんあります。

 

今は、エンターテインメントなんていくらでも家にいながら手に入りますが、ひと昔前は、特に、こんなイタリアの片田舎なんかだと、エンターテインメントといえば、村にたった一つの映画館に行くことぐらいしかなかったんですよね。

 

それで、村中みんな同じものを一緒に見ていた。そんな様子が手に取るようによくわかります。

 

村中カトリックの教会の配下にある様子も、日本とはだいぶ違うので、文化的な違いを垣間見ることもできます。

 

音楽も魅力的ですね。

 

 

ニューシネマパラダイスの魅力・まとめ

ニューシネマパラダイスはイタリア映画で、1988年に公開されました。私が見た英語版のタイトルは「CINEMA PARADISO」といいます。子供向けではありません。

 

主人公のトトはローマで映画監督として成功を成し遂げたのですが、アルフレードのおかげで失恋した後、結婚はしておらず、中年になってもまだ昔の初恋に未練があって、幸せな状態とは言えないのかもしれません。

 

いわゆるハッピーエンディングの映画というわけではありませんが、男女間の愛とか、親子の愛とかではなく、ここまで深い愛情もあり得るのか、と温かい気持ちになるのが、私がいい映画だと思う理由です。

 

 

ストアカ
 
 

Encinas Yayoi

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