こんにちは。カルメンです!今回は「オペラ・カルメンの世界」と題して書きとめてあったものを、カルメンの父・明のノートの中から抜き出して載せてみます。「オペラ・カルメン」の中の昔のスペインの文化は今もメキシコに受け継がれています。
オペラ・カルメンの世界-カルメンの父・明のノートから
オペラ・カルメンはビゼーによって作曲されたフランス語のオペラである。物語の舞台はスペインだ。音楽も超一流なら舞台設定も一流である。
その舞台の場面が現実のメヒコ(メキシコ)の地方都市での街そのものである。田舎の町の広場は今も石畳で、石造りの工場や家が並んでいる。
舞台で動き回っている人々はメヒコ(メキシコ)の田舎町では今もそのままの姿で舞台と同じである。これこそ文化であり、作意を持って日本人なら作らざるを得ない舞台が、メヒコ(メキシコ)のオペラ座の人々にとっては何の作意もなく、自然にやっていれば良い。
男は女と見れば声をかけ、その気ままな様子は現実そのものであり、舞台で演じているとは思えない。女の方も何かと自然に動いている。メヒコ(メキシコ)の特に地方では、今もこのカルメンが作られた時代そのままに日常が過ぎている。
闘牛場もメヒコ(メキシコ)に多くあり、闘牛士が昔のままの派手姿で道を歩いている。スペインの文化は100年以上も前の姿のままメヒコにある。それ故にカルメンの舞台を見てその感動は私にとって強いものがある。
オペラ・カルメンの世界ー昔のスペインの文化は今メキシコに・まとめ
メキシコ・シティーにある劇場Bellas Artes(ベージャス・アルテス)です。↓
父はここでオペラ・カルメンを観たのだと思います。みんな、演技が「地でやっている」ように見えたのでしょう。
男はいい女に声をかける。そして女も男を挑発します。
↓こちらの記事にはメキシコの男が女にセレナーデを贈る話が書いてあります。興味のある方は読んでみてください!