カルメンの国際結婚雑記ブログ

オーストラリアや英語、スペイン語やメキシコの情報を発信しています!

スペイン語のことわざ・格言・言い回し

こんにちは、カルメンです!今回は、メキシコ人の旦那さんが教えてくれたスペイン語のことわざ、格言、言い回しについて書いてみます。スペイン語ができなくても、スペイン語のことわざを1個、覚えておいて、スペイン語圏の人をみつけて言ってみてください。

 

だって、日本語のできない外人さんが突然「月とスッポン」なんて言ったら面白くないですか?スペイン語のことわざ一つ覚えても損はないですよ(^^) 


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Sacar los trapitos al sol.

スペイン語のことわざ・格言・言い回し

Sacar los trapitos al sol

サカール・ロス・トラピートス・アル・ソル

ロス・トラピートスは雑巾とかぼろ布のことです。

ソルは太陽のことです。

サカールは出すという意味です。

 

直訳は雑巾を太陽に当てる、雑巾を干す、雑巾を表に出すということです。

で、「Sacar los trapitos al sol」の本当の意味は、「秘密をばらす」です。

 

雑巾とかぼろ布というのは普通、隠してありますよね?それを人目にさらすということで、よからぬ隠し事を表ざたにする、ということです。

 

旦那さんが「外に何があるか見てごらん?」というから見たら、ペットの腹巻(笑)が洗って干してあったんです。それで、「Sacar los trapitos al sol. どういう意味かわかる?」って言って教えてくれました。結婚ウン十年たってても、まだ夫婦の間で話したことがないことってあるもんですよね…

 

Más vale pájaro en mano que ciento volando

マス・バレ・パハロ・エン・マノ・ケ・シエント・ボランド

パハロは鳥、マノは手、シエントは百、ボランドは飛んでいるです。

マス・バレ~ケ☆は、 ☆より~の方が価値がある、です。

 

つまり、飛んでいる百羽の鳥より手の中にある一羽の鳥の方が価値がある、ということです。

 

 メーテルリンクの「青い鳥」のお話のような感じですかね?チルチルとミチルが幸福の象徴である青い鳥を探しにいって、手に入れることができなかったけれど、実際には自分たちの家の鳥かごの中にいたという…それで最後にその青い鳥は逃げてしまうのですよね。

 

大切なものが近くにあっても気が付かなかったりするんですよね。そんなことを言っているのかな、と私は思いましたけど。

 

A lo que te truje Chencha

ア・ロ・ケ・テ・トゥルヘ・チェンチャ

トゥルヘというのはトラヘ(traje)と言って「連れてきた」という意味の言葉がインディオ(メキシコの土着民)の方言の言い方になっているものです。

 

チェンチャというのは、クレセンシア(Crecencia)またはイノセンシア(Inocencia)という女性の名前のあだ名のようなものです。

 

 テというのはこの場合、「君を」という意味です。

 

「チェンチャ!君をここに連れてきたのは何のためだったかな?君のやるべきことをやりなさい!」という意味です。命令調です。

 

普通、誰かが誰かをどこかに何らかの目的で連れていって、連れていった人が、連れて行かれた人に言うフレーズです。

 

例えば誰かがパーティーに連れていかれて、食べ物を食べていたら、「A lo que te truje Chencha!」と言われて一緒にダンスを踊る、という感じです。パーティーに来たのは何のため?食べるためじゃないでしょ?踊るためでしょ?というときです。

 

これはすっごいメキシコ的表現です。

 

El que quiera azul celeste, que le cueste

エル・ケ・キエラ・アスール・セレステ、ケ・レ・クエス

アスールは青、セレステは空の、なので、アスール・セレステで空色ですね。

エステはお金がかかるとか労力がかかるという意味です。

キエラは欲するという意味です。

 

直訳すると、「空色を欲する人はそれなりの対価を払うべき」という感じです。

セレステとクエステは韻を踏んでいます。

 

空色というのはきれいな色だし、特別な色ということで、「贅沢なこと言うんだったら、それだけお金かかってもしょうがないんじゃない?」とか「贅沢なこと言うんだったらその分、苦労しなきゃね」みたいな言い回しです。

 

 Cébalo, cébalo, diablo panzón

セバロ、セバロ、ディアブロ・パンソン

ディアブロとは悪魔とか鬼のことです。

パンソンは「ほてい腹の」という意味です。

セバロはセバール(cebar)という動詞から来ていて、「存分に苦しめる」とか「火薬を詰める」なんて意味もあるようです。

 

これは呪いをかける、というか、おまじないのような言葉ですね。

敵に対してこのおまじないを唱えると、お腹の突き出た悪魔が相手の気を逸らしてくれて助かるという…

 

「お腹の出た鬼さん、お願いだから相手の気を逸らせてこっちに災難が降りかからないようにしておくれ」といった感じの意味です。

 

これもめっちゃメキシコ的な言い回しだと思います。義理の母が言っていたようなので、ひょっとしたら出身地のプエブラやトラスカラの方の言い回しかもしれないという気もします。

 

Vamos a ver, dijo un ciego. ¡Y nunca vio!

バモス・ア・ベール、ディホ・ウン・シエゴ. イ・ヌンカ・ビオ!

バモス・ア・ベールというのは直訳すると「見てみましょう」ですが、「そうですね」とか「考えとくよ」という意味あいで使われます。

 

ディホは「言った」、ウンは「1人の」、シエゴは「盲人」で、

バモス・ア・ベール、ディホ・ウン・シエゴは「めくらの人が考えとくよ(見てみましょう)と言いました」という意味です。

 

イは「そして」、ヌンカは「決して」、ビオは「見なかった」です。

 

どういう意味だと思いますか?「無理」という意味です。

 

 例えば、子どもが親に「お小遣いちょーだい」と言ったとします。親が「No(ダメ)」と冷たく答える代わりにこう言うのです。「考えとくよ(見てみましょう)、と盲人が言った。それで見ることは決してなかったんだよ!」と。

 

盲人が「見る」のは「無理」なことなのだから、やんわりと否定するとき使われる言い回しです。

 

スペイン語のことわざ・格言・言い回し・まとめ

いかがでしたか?どれか気に入っていただけたスペイン語の言い回しはありましたか?一番最後のバモス・ア・ベールの言い回しは旦那さんに彼のお父さん(私の義理の父ですが)が言っていたそうですよ。なかなかおしゃれな断り方じゃないでしょうか?

 

ストアカ
 

『【初級スペイン語講座】映画リメンバーミーで学ぶ★30分で5つの表現』

<こんなことを学びます> ●スペイン語の読み方 ●通じるスペイン語の発音の仕方、アクセントの付け方 ●スペイン語の日常会話などで使える表現 ●スペイン語の単語や文章の意味 ●いろんな状況で使えるための簡単な文法 ●映画リメンバーミー(スペイン語版のタイトル:Coco)に出てくるメキ...

Encinas Yayoi

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蝶モナルカ(メキシコに越冬する)・メルヘンの旅

こんにちは、カルメンです!今回は、「メルヘンの旅」と題してカルメンの父・明のノートにあったものを書きうつしてみようと思います。メキシコに越冬する蝶モナルカを多分1980年代位に父が見に行ったときのことが書かれていました。


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モナルカ

メルヘンの旅・メキシコに越冬する蝶モナルカ

閑散とした田舎町を

メヒコ(メキシコ)の人口密度は日本の10分の1しかない。その上メヒコ(メキシコ)市は2,000万人の大都市で、他にも大きな市が、プエブラベラクルスモンテレイアカプルコなどあり、人口の集中が大きい。

 

そのため、地方は人口が希薄である。車で地方を走ると、所々に大きな教会があるのに全く人がいないので、のぞいてみると、既に廃墟になっている。

 

昔地方に人々がいたために大きな教会が作られたのだが、人口の急激な減少が生じたために地方から人がいなくなり、教会だけが残った。ほとんどがスペイン人が持ち込んだ天然痘などの病気で人々はばたばたと死んだがための地方の過疎化が生じた。

 

しかし、サボテンの林の中に凹凸の道はある。そこを車で走ってもサボテンだけの山が続き人もいない。

 

その荒涼とした林のはるか先に何かが見える。何だろう。細い柱のようだ。少しずつ近づくと、それは教会の先端であり、だんだんとセントロ(※)が出てくる。

 

やっと人の居場所にたどり着いたのだ。その地方のセントロは、人々がちらほらで、石畳のみで店も何もない田舎の町でありほっとする。

 

そのセントロを過ぎて山道を上ると山の上の道の両側にカサブランカ(白い家)の田舎の村が出てきた。二階屋は全くない。誰も人は歩いていない。

 

大人は全く出てこないので、その田舎町をのろのろと行き、子どもをみつけてやっと話しかけることができた。

 

 メヒコ(メキシコ)の田舎は全く排他的で、常にこんな様子で子どもにのみ話ができる。その子どもに聞いた。モナルカの越冬の森はどこかと。

 

子どもはだまって指を指した。その時大人が出てきて急いで子どもを連れて行った。

 

死者の日にやってくる蝶

その場所は神聖な所故、人に言ってはいけない所なのだ。何千年の昔から蝶が来る。それもメヒコ(メキシコ)の死者の日に突然大量にやってきて、またいづこかに去って行く。

 

この現象が昔の人々にとって何か意味するか。まさに死者の霊が蝶に乗って人々の所に帰ってきたとしか思えない。

 

だから昔からこの蝶に神の意志を思って、人々はただ黙って世代から世代に受け継いできて、大袈裟に言われることはなかった。

 

蝶の渡りの発見

しかしアメリカ人は違った。彼らは何か発見できるのなら、人の心の中に土足で付け入る性格の人々だとメヒコ(メキシコ)人は思っている。それは事実だ。

 

だからアメリカ人は蝶の渡りを発見した。すなわちモナルカ(オオカバマダラ)のアメリカからメヒコ(メキシコ)までの渡りである。

 

誰が想像するだろうか。わずか3gr の蝶が、アメリカから越冬のために3,000kmも渡りをする。そしてメヒコ(メキシコ)の森で冬を過ごすとまた、アメリカまで飛んで帰っていく。

 

この事実は人々の想像外のすごい事実であり、今、アメリカ人が大勢、研究所で研究している。

 

このモナルカは、アメリカで2世代が交代して、3回目の蝶が突然に大型化して渡りをするとのこと。途中、メヒコ(メキシコ)の大地はコスモスが咲き、その花を頼りに生き長らえてメヒコの特定の森に到着する。

 

荘厳の気配

私は先ほど会った子どもの話を信じて、何もない山と谷を越え、突然山脈中にある大きな森に着いた。

 

そこには何十万の蝶が木にしがみ付いて越冬中で、森の中はその蝶の羽音のみしかしない神秘の世界であった。荘厳の気が満ちて、神々とともにそこに居るような感じに心がしびれた。これぞメルヘンの旅でなくて何だろうか!!

 

想像してください。何の音もない大きな森の中の木に、蝶がしがみ付き羽を動かしている。その蝶の立てる羽音のみがサワサワと、何とも表現出来ない音のみする世界に身を置いたときの荘厳の気配を。

 

我々日本人にとって正にそれは神の存在と感じる。

 

※都市づくりはラテンアメリカの内、ブラジルを除くスペイン植民地であった所は、全く同じ様式をかたくなに守って作られている。セントロ(中央広場)があり、その周りに教会が一辺を占め、他方に政府の建物があるという形である。

 

セントロの周囲にのみ人家(石造りの平屋)が固まってあり、市場がある。

 

メルヘンの旅・メキシコに越冬する蝶モナルカ・まとめ

父がメキシコのモナルカの蝶がいる所を訪れてから何十年という月日が過ぎました。今はたくさんの観光客が、蝶のいる時期に訪れるようになったようです。

 

道も整備されて、ツアーが出ており、入場料も払うようになっているそうです。

 

だから、父が神の存在を感じたような、羽音だけの世界を感じることは難しいのかもしれません。それでも、きっと目の当たりにしたら感動すること間違いないですよね。

私も行ってみたいです。

ストアカ
 
 

Encinas Yayoi

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アマゾン河を舟で下る・ブラジル旅行記

こんにちは、カルメンです!今回もカルメンの父・明のノートからのブラジル旅行記「アマゾン河を舟で下る」を書いてみようと思います。 


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アマゾン河

アマゾン河を舟で下るーカルメンの父・明のノートから

アマゾン河は我々が持っている川という常識が通用しない河と言える。川の常識は利根川であり、荒川であり、京都の賀茂川といったところでしょう。

 

アマゾン河には河岸がない。それは陸から木が川の中まで伸びてきているためである。故にアマゾン河からその木々の間を舟で入っていくとしばらくして丘が出てきてやっと陸地となる。

 

アマゾン河との出会い

 

アマゾン河に初めて出会ったのはサンパウロに行く時で、その途中に給油のためマナウスに飛行機が降りた時です。マナウスに降りることは知らなかったので、窓から見ると海が見えたので慌てて降りようとしたら、飛行士がどこに行くかと聞くのです。

 

サントスに着いたらしいので降りるのだと言ったら、ここはサントスでないと言う。でも窓から海が見えるではないかと言ったら、あれはアマゾン河だと言う。しかし向こう岸が見えないではないかと言ったら、アマゾン河は今増水期で向こう岸が見えないのだと言う。

 

これは私の川に対する常識をぶち壊す事実で全くびっくりしました。

 

一口にアマゾン河と言うけれど

 

アマゾン河はスタート時点からアマゾン河ではない。アマゾナス地域全域の多数の河の内、上流のアマゾナス地域を流れるペルーから来る大河リオ・マラニョンがアマゾン河の大きな割合を占めるほどの大河だ。

 

その他、Rio Juruá, Rio Purusが大きな川で、その他にも9本の河が流れ込んでいる。マナウス市の手前でリオ・ネグロが直角に流れ込んでアマゾン河は完成した大河となる。

 

下流でもまた多くの河が流れ込んでいるが、すべてはアマゾン河である。この多くの河の内、Rio Negroがアマゾン河に及ぼす影響は大きい。

 

リオ・ネグロとは黒い川という意味で、真っ黒い川である。このリオ・ネグロは急流の大河で直角にアマゾン河に流れ込んでもぐり込んでいく。

 

しかしネグロ河は温かい河で、アマゾン本流は上流の雪が溶けてきた冷たい河と、全く違っている。

 

それがアマゾン本流にもぐり込んでいくと、アマゾンの本流の下に温かい水がどんどんたまっていき、ある時点で、温度差から来る上下逆転を生じ、間欠的にマナウス市の上流で川が大きく盛り上がった噴流が生じる。

 

それは見事なまでの大河の噴流で、これでもって上下の温度差がなくなり、アマゾン河は温かい河となる。

 

アマゾン河はその深さが場所によって100m以上である。100m以上に深い深さを持った河は他にアフリカのコンゴ河しかない。そのコンゴ河流域には多くの生物が住んでいるが幅は大したことはない。

 

アマゾン河の幅は雨季には対岸が見えなくなるほど幅広く深い河で、またその河の流れは速い。驚くべき河と言える。

 

アマゾン河の水質

 

ネグロ河の岸を歩いてみたが、意外と透明で温かい。枯葉が多い豊かな河であることがわかる。タンニンのせいで黒く見える。

 

乾季には水位が15m程下がってくる。すると川の中に所々大森林が姿を現す。その森は不思議にも、半年中水中にあったのに枯れもせず、緑濃き森である。実に感銘を受ける自然の景色だ。

 

太陽光が河の深いところまで入っていく水であるので、植物が水中でも光合成を行っているための現象である。すなわち水はかなりの透明性を持っているのである。

 

アマゾン河は一見濁った川に見えるが、これはこの水質が実に清潔であることを示していて感慨深い。すなわち、腐敗菌がない事を示している。

 

だからアマゾンの魚は川魚であるが、川魚臭がない。まるで海の魚と同じ感じである。その魚は大部分がナマズであるが臭気はない。うまい!!川の水質から来ている。細菌の種類が異なるのだ。

 

アマゾン河の川下り

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 アマゾン河の川下りは小舟をチャーターして行うと楽しい。空は大きく、南十字星が川の正面にある。十字星の星が5個あるのもはっきりわかる。赤道より4℃南だが、真正面にあるように美しく、両岸に人口の燈は全くないため良く見える。

 

アマゾン河の旅行は舟をチャーターして行うと快適であるが、乗り合いもある。この乗合舟は、夜寝るときハンモックだが、ハンモックの上にハンモック、そのうえに直角にハンモックで、乗り心地は全く地獄に近いからやめた方が良い。

 

アマゾン河を舟で下る・ブラジル旅行記・まとめ

今回は、カルメンの父・明のブラジル旅行記「アマゾン河を舟で下る」でしたが、私と旦那さんも新婚旅行でマナウスに行っていて、アマゾン河を目の当たりにしています。

 

一番上の写真のように、川が2色に分かれていて興味深かったです。10km位、混じり合わないそうですよ。

 

マナウスの街中の道端で、こんにゃくのラーメンのようなものを買って立ち食いした覚えがあります。お箸のようなものを1本渡されて、「こっちのお箸は1本なのかー」と面白かったです。

 

本当に、日本からだと地球の裏側という感じで、何もかもが違う感じでした。メキシコからでもめっちゃ遠いんですよ。メキシコは北半球ですから。

 

ストアカ
 
 

Encinas Yayoi

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戦争悲話・エリザベス・サンダースボーイ

こんにちは、カルメンです!今回は、「エリザベス・サンダースボーイ」としてカルメンの父・明のノートにしたためられていた戦争悲話を書かせてください。


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エリザベス・サンダースボーイ☆カルメンの父・明のノートから

終戦後、進駐軍が多数日本に入ってきました。当然の結果として多数の孤児が生まれました。皆、アメリカ兵との混血です。

 

沢田という女性がこの混血の孤児たちを引き取って育てました。その施設の名前がエリザベス・サンダースホームと言います。

 

しかしそこで問題が生じたのです。白人との混血の孤児は皆、アメリカ人の引き取り手がいて出ていきました。その結果、黒人との混血児が皆残ったのです。

 

誰も引き取らない、未来は全くない状態になりました。解決法は一つしかありませんでした。すなわちブラジルに行き、そこでブラジル人として将来を送ることです。

 

しかし誰がブラジルでその成長を見届けるかです。

 

日本にはブラジル移民のための大学があります。拓殖大学です。そこの卒業生がブラジルに渡り農業を営んでいます。その農園に混血児たちを送り込むことにしたのです。

 

しかし、日本人の人たちはそこの農場で働き経営していますが、送り込まれた混血児たちは、ブラジルに慣れると大部分が勝手に出て行って消えてしまいました。

 

 現在もそのままの状況で、その後のことはわかりません。悲しい話です。

 

 

 エリザベス・サンダースボーイ・戦争悲話・まとめ

父はこの話をブラジルに住んでいるときに聞いたのだと思います。歴史の断片ですが、忘れてはならないことだと思いました。

 

 

ストアカ
 
 

Encinas Yayoi

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ブラジルに移民として渡った日本人・力行会の話

こんにちは、カルメンです!今回はカルメンの父・明のノートから「力行会(りっこうかい)の話」を抜き出して書いてみようと思います。なぜ、日本人はブラジルにたくさん移民として渡ったのか?という話ですね。


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ブラジル

力行会の話・なぜ日本人はブラジルに移民として渡ったか?

力行会(りっこうかい)の話はカルメンの父・明が、亡くなる3年程前に、住んでいた道東の美留和(びるわ)などの住人の方々に向けて国際交流会の場でブラジルのことを話した中の一つです。父はブラジルに住んでいたことがあります。

 

力行会の話(カルメンの父・明のノートから)

日本が第二次世界大戦に敗れたために、満州と朝鮮から大量の人たちが日本に帰らざるを得なくなりました。

 

本国自身が戦争に敗れ、大量な爆撃による破壊が国中にあり疲弊しているところに、もっと何もかも失った人々が大挙して引き揚げてきたのですから大変なことになりました。

 

行き場として北海道に大量移民を入れるしか場所がなく、知床半島にも入植しました。この美留和にも多くの人が入っていて、その後立ち退いた廃屋があちこちに残っているのを知っていることと思います。家の造りは壁が板一枚の造りです。

 

 その時、力行会(キリスト教系)が新聞に「来たれブラジルへ」という広告を出していました。知っている人もおられると思います。

 

集合場所は神戸で、そこから移民船が出ていました。その船の三等客として船蔵みたいな部屋に大人数積み込まれて、シンガポール喜望峰経由で何か月かかかってブラジルに着きました。

 

私はサントスの受け入れ建物に行ってみたことがあります。そこから皆割り当てられたコーヒー園に行ったのです。

 

そのうちの一人に所さんという偉大な人がいまして、プラスチック加工の会社を作った人で、その大きさは、積水化学のプラスチック加工部門よりも大きい大会社です。

 

だから、移民のためにこの力行会があったということを知らない人々が大多数だと知って、実は私はびっくりしました。

 

私はその時、この力行会に入ってブラジルに行くつもりでした。止める人が多くいたために辞めて大学に入ったのですが、実に印象深い事実です。

 

その時、力行会に入ってブラジルに行った人たちのうちで、所さんのように成功した人は少なく、その行った人たちの子どもが今、日本に働きに来ています。

 

力行会の話・なぜ日本人はブラジルに移民として渡ったか?まとめ

力行会というのは、苦学生たちなどを助けていた団体で、一応キリスト教系だったようですが、キリスト教からすると、「ちょっと違う」と見られていたようです。

 

よっぽど苦しくなければ、そんな遠い国で、どんな環境なのかもわからないようなところに、普通は移民として行こうとは思いませんよね。

 

でも、日本での状況は、当時、厳しいものだったのでしょうね。

 

父がブラジル移民としてブラジルへ渡っていたら、母に会うことはなく、私もこの世に存在していなかったのではないかと思います。そして娘たちも存在していなかった…

 

人の運命というのは不思議な気がします。 

 

ストアカ
 
 

Encinas Yayoi

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「すみません」はスペイン語で何ていう?メキシコでの失敗談

こんにちは。カルメンです!今回は、「すみません」はスペイン語で何ていう?ということで、スペイン語のお勉強なのですが、笑える話(メキシコでの失敗談)もでてきますのでお楽しみに。理解を深めるためにまずは日本語の意味もしっかり把握しておこうと思います。


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「すみません」はスペイン語で何ていう?

日本語における「すみません」

「すみません」はスペイン語で何というか、という質問に答える前に、日本語における「すみません」の意味を考えてみたいと思います。

 

謝るときに、「すみません」と言いますよね?それが一つ。それから、例えば上の写真のような場面で、前の人を狭い場所で追い越さなければならないときなども、「すみません」と言いながら人によけてもらって通ったりします。

 

「悪いから謝っている」と解釈できるかもしれませんが、ちょっと意味が違うと思います。確かに謝るように、「ごめんない」と言いながら通り過ぎることもあるので、同じ意味であるようにも思えます。

 

でも本当は「(どいていただいて)いいですか?」、「失礼します」、「(お先行かせていただいて)よろしいですか?」という意味で、そう言いかえることもできるわけです。謝るときに、「いいですか?」とか「失礼します」と言いませんよね。「失礼しました」と過去形では謝れますが。

 

つまり、道行く人を押し分けて進むときや、事務所で話している最中、急に部屋から抜けなければならないなんて状況のときも、「ちょっとすみません」と言いながらやろうとしていることをやり抜くわけです。謝るときの「すみません」は、「もう二度としません」という意味だから意味が違いますよね?

 

人ごみの中で「すみません」と言いながら人より前に進んだりするときは、「あなたのお許しを得て通らせていただきますからあしからず」みたいな意味ですよね。

 

その他にも、日本語では「すみませんが窓を開けていただけますか?」なんて言う場合もあります。この場合もなんとなく、人に迷惑をかけているのだから謝っているんだと解釈することもできなくはありませんが、「丁寧に言っている」、「お願いしている」ということで、外国語に訳すときも普通は謝り文句としては訳されません。

 

つまり、何が言いたいかというと、「すみません」って便利な言葉で日本ではいろんな状況で同じ言葉が使われているということです。

 

「すみません」はスペイン語で何ていう?

前置きがえらく長くなりましたが、「すみません」はスペイン語で何というかです。

 

まず、謝るときの「すみません」はいくつも表現の仕方がありますが、一つ、覚えやすくてよく使われるのを書いておきます。「perdón(ペルドン)」です。「ド」のところにアクセントがきます。

 

それで、人にどいてもらいたいときや、会合やエレベーターから先に失礼するときなどに言う「すみません」や「失礼します」、「よろしいですか?」は「con permiso(コン ペルミソ)」と言います。「ミ」にアクセントがきます。「お許しを得て」というのが直訳です。

 

メキシコ・シティーでの外国人女性の失敗談

この外国人女性って、日本人の可能性もありますが、以下、「すみません」を取り間違えた外国人女性のお話です。

☆☆☆

ある日、私と従姉妹はメキシコ・シティーのセントロに行きました。バスに乗ったら座るところがありませんでした。おしゃべりをしていたら、急に運転手が急ブレーキをかけて従姉妹が男の人のひざの上に落ちました。

従姉妹は「Perdón(すみません)」というべきところを、「Con permiso(あなたのお許しを得て)」と言いました。男の人は「大喜びですよ、お嬢さん」と言いました。私は間違いに気付いたので笑ってしまいました。

☆☆☆

 

「すみません」はスペイン語で何ていう?まとめ

「すみません」と謝るときは「ペルドン」と言えばいいです。「通らせてください」とか「お先に失礼します」とか「あなたのお許しを得てやりますよ」という意味の「すみません」のときは、「コン ペルミソ」と言います。

 

外国人女性のメキシコでの失敗談を読んで、日本人が陥りやすい失敗だと思ったので書いてみました。上手に使い分けてくださいね!

ストアカ
 
 

Encinas Yayoi

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ハイエナは笑う?-カルメンのスペイン語講座ー

こんにちは。カルメンです!今回はハイエナは笑う?という問題について、カルメンスペイン語講座も絡めて書いていこうと思います。英語もちょっと入れてみます。笑い話も。 


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ハイエナ

ハイエナは笑う?-カルメンスペイン語講座

事の始まり

事の始まりは、私がスペイン語の本を読んだことです。その中に笑い話が出てきました。スペイン語の笑い話の内容の意味がすべて理解できたのに、ちっともおかしくなかった。え、なんで?これのどこが大爆笑になるわけ?その笑い話を日本語に訳すと、こんなお話になります。

 

ハイエナの笑い話

ペピートは学校に行き、動物学の先生がハイエナの習性について説明します。「ハイエナは」と先生が言いました。「不毛の平原に住み、腐った肉を食べ、1年に1回繁殖時にオスとメスが一緒になり、笑う動物です。わかりましたか?何か質問はありますか?」。

 

ペピートは手を上げて言いました。「先生、僕はわかりませんでした。ハイエナが不毛の平原に住み、腐った肉を食べ、1年に1回繁殖時にオスとメスが一緒になる動物なら、何がおかしくて笑うんですか?」。

 

ハイエナは笑う

メキシコ人は、この笑い話を聞いて、大笑いします。日本人で笑う人はまずいないと思います。なぜなら、日本語で「ハイエナは笑う」とは言わないからです。「ハイエナは笑うように鳴く」、または遠吠えすると言うかもしれません。

 

日本語には動物の鳴き声に対する動詞があまりありません。「吠える」とか「いななく」とか「鳴く」という言葉を使いますよね?

 

スペイン語では、動物によっていろいろな動詞が鳴き声にあてがわれます。それは英語でも同じことが言えそうです。

 

それで、ハイエナの場合は「笑う」というのです(se ríe セ・リエ)。英語でもハイエナの場合は「笑う」と言います(laugh ラフ)。

 

「ハイエナが笑う」という表現が、人々にとって、あまりにも当たり前のことなので、誰も「ハイエナが何かが可笑しくて笑う」とは思わないのです、同じ動詞だけれど。

 

それで、ペピートや私たちのように、「わかってない人間」が「なんで笑うの?なんかおかしいことがあるの?」なんて聞くことが意表をついて「大笑い」となるわけなんですね。

 

カルメンスペイン語講座

ついでにちょっとスペイン語(&英語)のレッスンをしておきます。ハイエナは英語では「hyena」と書き、「ハイーナ」という感じに発音します。

 

ハイエナはスペイン語で「hiena」と書き、「イエナ」と発音します。スペイン語はほぼローマ字読みですが、「h」を発音しないからです。

 

だから、もし名前に「h」が入っている人でしたら、スペイン語圏に行くと発音してもらえなくなります。例えば「上原」という方は「ウエアラ」と言われるでしょうし、「ひろし」という方でしたら「イロシ」と言われることになります。

 

ただ、「c」の後に「h」が付いている「ch」は独立したアルファベットなので、この場合は「h」を無視してはいけません。「cha, chi, chu, che, cho」は「チャ、チ、チュ、チェ、チョ」と発音します。それ以外は「h」は無視して大丈夫です!

 

ハイエナは笑う?-カルメンスペイン語講座ーまとめ

言葉って難しいですね。私もスペイン語や英語で「ハイエナは笑う」と言うことを今まで知りませんでした。「吠える」とは言わないんですね。ちなみに、犬みたいに見えますがどちらかというと猫に近いそうですよ。

 

ここぞとばかりにスペイン語(&英語)のレッスンまでしてしまいました。いらなかったですか?えー、そんなこと言わないでくださいよ~(涙)

ストアカ
 
 

Encinas Yayoi

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