こんにちは。カルメンです!今回は、大接近中の火星を見て思いにふけったことをつぶやいてみようと思います。私が住んでいるオーストラリアからもきれいに見えました!ピンク色できらきら輝いていたのでかわいいですよね。
大接近中の火星を見て思いにふける
オーストラリアからもきれいに見えた!
シドニーにいる娘から電話で、火星が大接近中だから見るように!ということで、ベランダに出て見てみました。オーストラリアからもきれいに見えました。ピンク色できらきら輝いていてかわいい星。
地球との距離が6千万キロを切っているということで、15年ぶりにめっちゃ近くまで来てるそう。いつも火星なんて見てないから、さすがに「おー、ホントだ!すごい近い!!」なんては思いませんでしたが。
でも、オーストラリア、ホントに夜、空を見上げると星がきれいに見えるんです。ミルキィウェイなんて、信じられないくらいきれいでうっとりします。
今は良くなっているかもしれませんが、メキシコ・シティに住んでいるときは、公害で星空なんて見えませんでした。今でも国によっては、星空を見ることなく育つ子どもたちもいるんだと思います。
そういった意味では、オーストラリアに住んでいてとてもラッキー、とか思うのですが。でも、毎日、コンピューターの画面とか携帯のスクリーンばかり見ていて、まわりの自然に目を向けていないなら、宝の持ち腐れですよね。(と自分に言っている)
「大宇宙の旅」によれば
我が家には荒木俊馬(あらきとしま)著の「大宇宙の旅」という本があります。かの松本零士氏が、「この本に巡り合えなかったら確実に自分の歩む道は違ったものになっていただろう」という言葉を添えている、大人もこどもも楽しめる天文入門書です。
初版1950年ですが・・・小説仕立てになっていて、中学生が彗星に乗って宇宙を旅するという夢のあるお話です。
その中学生の男の子の名前は宙一というのですが、彗星に乗ったまま火星にも近づいて観察する場面があります。
宙一とそのエンケ彗星の会話によると、火星が赤いミカンのような色をしているのは、火星の地肌の色で、多分鉄分を余計に含んでいる赤土のせいみたいです。
緑の部分があるように見える場合がありますが、それは、水を含んでいて「海」や「湖」と名づけられている光を反射しない湿った場所だそうです。
白い帽子のように見えるところは、極冠と言って、冬には大きくなり、夏には小さくなります。つまり、氷や雪なのですね。薄いけれど、空気もあります。だから下等植物があるかもしれません。
明るく見える乾いた土地の部分を大陸と呼びますが、そこには、人間が掘った運河のようなものが幾つも見えたりします。それで火星人がいるなんて空想を掻き立てられるのですね。
この運河をよく観察していると、夏には幅も広く色も濃くなるので、それが、表面にできている亀裂に水が溜まって、下等な植物が夏には繁り、冬には枯れるのでは、と仮説を立てる学者もいるそうです。
1879年、イタリアの天文学者は火星の赤道の北、緯度20度ほどのところで白い斑点ができているのを観察しました。しかしそれは次第に消えてしまいました。赤道付近なので、雪であるはずはない、ということで、植物の花盛りだったのではと大喜びした学者たちもいたとか。
68年前に書かれているので
68年も前に書かれているので、今の見解と違うところも当然あります。その最たるものは運河でしょうか。運河も白い斑点も、観察したのはイタリアのスキヤパレルリという天文学者だったそうですが、どう見ても運河、見えません。
天体望遠鏡の精度が悪くて運河に見えたらしい、というのが大半の意見のようです。じゃあ、白い斑点は、望遠鏡のレンズにカビでも生えたのでしょうか。それにしても、1879年から1950年までの間、世界中の学者たちの間で、火星にたくさんの運河のようなものがあると信じられていたというのも信じがたい話です。
人間って、思い込むとがんこですよね。
まとめ
なんか、毎日毎日パソコンの前に座っていると、グーグルが世界なのではないかと思ってしまいますが、世界ってもっと大きなものですよね。画面の中じゃなくて、画面の外が本物の世界ですよね。