こんにちは。カルメンです!今回は、オーストラリアの生活文化「モーニングティー(Morning tea)」に焦点を当てて書いてみようと思います。日本語では早弁ですかね?え?違う?朝のお茶?午前中のおやつ?学校でおやつの時間がある?いずれにせよ、日本の文化ではないですね。
オーストラリア生活文化・モーニングティー
私がオーストラリアが好きな理由
オーストラリアには「モーニングティー」といって、朝食と昼食の間、午前10時位に小さな食事を取る習慣があります。この文化が、私がオーストラリアが好きな理由の一つです。
もともとイギリスからの移民が多い国なので、イギリスのお茶の習慣を引き継いで、モーニングティーとかアフタヌーンティーももちろんあります。アフタヌーンティーは、日本で言うところの、「3時のおやつ」で、こちらの方が日本でも定着してきているかもしれません。
大人の場合は、お茶とかコーヒーを飲みながら何か食べたりするわけですが、子どもの場合は何でもいいわけですよね。要するに、何か食べたり飲んだりする時間が朝食と昼食の間に確保されている。
これはものすごく魅力的な文化です。だって日本では朝食をとった後、昼食まで学校で、何も食べたらいけないわけですよね?食べてもいい学校もあるのでしょうか?
私は高校生の時、いつもお腹が空いて死にそうで、勉強に集中できなかった記憶があります。一回授業中、すごい音でお腹がなってしまって、素知らぬふりはしましたが、とても恥ずかしかったのを覚えています。
別に、朝食を食べていなかったわけではありません。トーストや、キャベツのサラダなんかも食べていました。それでも昼食まで持たなかったですねー。
友達には、チーズとか、腹持ちのするものを食べてみたら?なんて言われたりもしましたが、その時は、親戚の家で暮らしていたので、あまり自分の思うようにはならなかったんだと思います。
男子生徒は早弁してる人いました。でも女子で早弁してる人いませんでしたから、私はできませんでした。その話を大人になってから、高校の時の同級生と会ったときしたら、なんと彼女は早弁していたって言うんですよね。
彼女、バレー部だったのですが、バレー部女子は部室に行って早弁していたと。なんで私に教えてくれなかったの~!?私も早弁したかったのに~!!ほんとにマジで苦しんでたのよ~!!!
ほら~、お腹が空いて苦しんでたのは私だけじゃなかった!日本の学校って残酷です。モーニングティー(早弁)の時間がちゃんと確保されていれば、私の成績の方ももうちょっとましになっていたと思うのですが!
学校でモーニングティー(おやつ)の時間に食べるもの
日本人の方がオーストラリアに来て間もない頃、子どもの学校を見学に行って、「モーニングティーの時間にチキン・ドラムスティックを食べてる子がいた」と、驚いていました。
午前中のおやつというイメージだと、ビスケットかカップケーキを食べると言う感じに思えるかもしれません。でも、お弁当を持たすとき、「これはモーニングティー用おやつ」、「これは昼食用のちゃんとしたお弁当」と分けているわけではありません。
だから基本的にお弁当の中から、何を先に食べてもいいわけです。要するに、「早弁」です。モーニングティーの時間にお弁当全部食べてしまったら、昼食時に何も食べるものがなくなってしまいますから、多めに入れるようにします。
お茶の文化
私の母が昔イギリス人女性にピアノを習っていた時、先生が教えている途中でいつも「ティー・タイム」とか言って、どこかにいなくなってたらしいです。母曰く、「お茶飲んでたらしい」と。その話はちょっと感心しましたが。
でも、日本にも「一服」という言葉がありますよね。「ちょっと一服しましょうよ」っていうやつ。まあ、もともとはタバコを吸う意味だったのでしょうけれど、その後、ちょっと休憩して「お茶とおせんべい」みたいな時に使うようになりましたよね。
「ちょっと一服」というのが、モーニングティーやアフタヌーンティーのお茶の文化に似ているかな、と思ったり。今の日本は忙しくてこの、「ちょっと一服」というのがなくなってたりすることはないでしょうか?
日本の学校でも、休み時間位、ちょっと食べてもいいんじゃないかな、と思うのは私だけでしょうか。
オーストラリア生活文化・モーニングティー
今回は、私の好きなオーストラリア生活文化のモーニングティーのご紹介でした。オーストラリアは早弁が正当化されている国です。そんなオーストラリアが好きなの、わかってもらえますか?